東海大学電気工学会
―― 題字:創設者・松前重義先生
新生学科同窓会「電気電子工学会」の設立に向けて
東海大学電気工学会 会長 田中慶秋

電気工学会会長 田中慶秋

拝啓 秋色が深まって参りました。電気工学会会員諸氏にはご健勝でお過ごしのこと拝察申し上げます。

さて東海学園は1942年の航空科学専門学校設立より数えて本年で創立75周年を迎えました。現在、湘南校舎を中心として各種の記念行事が実施されております。11月1日の建学記念日には湘南校舎2号館で建学75周年記念式典が挙行され、また同3日には湘南校舎総合体育館においてホームカミングデー(HCD)も開催されます。まことに喜ばしい限りであります。

東海大学電気工学会の総会・懇親会もこのHCDに合わせて、11月3日(金)11:00より、新設なった19号館9階電気電子工学科の多目的集会室(キッチンスタジオ)で開催することに致しております。(詳細はこちらをご覧ください)学園創立75周年の記念すべき日でありますので、会員諸氏の多数のご参加をお待ち申し上げております。

ところで、わが国は少子高齢化社会を迎え、これまでに経験したことのない種々の問題に直面しております。大学もまた然りであり、これまでにも様々な改革が試みられて参りました。学部・学科の改組もその一つであります。

東海大学電気工学会の母体学科であった「工学部電気工学科」と「第二工学部電気工学科電気工学専攻」も改組され、現在ではその母体学科としては「工学部電気電子工学科」のみとなりました。また、同じ電気系学科として、「通信工学科(および第二工通信工学専攻)」、「電子工学科」、「制御工学科」の四つの学科がありましたが、これらの学科も学部組織や名称が変わりました。夫々の学科同窓会としては、「通信工学同窓会」、「電子工学・エレクトロニクス同窓会」、「制御工学科同窓会」として存続しておりますが、通信工学科や電子工学科の卒業生は、現在ではその母体学科が明確ではなくなってきております。

また現在の電気工学会の会則では、電気電子工学科の卒業生を受け入れるものとはなっておりません。このままでは、いずれの日にか電気工学会の継続・維持も困難なものになってくるものと思われます。また電気電子工学科の卒業生もこのままでは学科同窓会に参加することが出来ません。

これらを解決するためには、新たな学科同窓会として「東海大学電気電子工学会(仮称)」の設立が望まれます。この新たな学科同窓会に「電気工学会」も合同参入し、運営維持を共に図りたいと考えています。また、母体学科の名称の上から言っても、「電子工学・エレクトロニクス同窓会」もこの新たな「電気電子工学会」に参入することが望ましいと考えます。共にその運営維持が図れればと考える次第です。将来的には電気系としての合同の運営も考えられますが、今のところは取り敢えず二つの学科同窓会が協力して「電気電子工学会」を立ち上げ、これに共に参加するという方向で進めるべきかと思います。

以上のような次第ですので、今回の「電気工学会総会・懇親会」では、代議員各氏の多数の参加を得て、「電気電子工学会」の設立に関しての協議を進めたいと考えております。また、12:00からは「電子工学・エレクトロニクス同窓会」との合同の懇親会ならびに協議の場も予定しております。

公務ご多忙中とは存じますが、何卒ご臨席の栄を賜わりますようお願い申し上げます。      敬具

平成29年10月23日   
東海大学電気工学会 会長 田中慶秋  

東海大学電気工学会
 代 議 員  各 位

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