2021年度電気電子工学会総会・懇親会
   ― 中止によせて ―

東海大学電気電子工学会
会長 城座治夫(‘90 電子工学科卒業)

新型コロナウイルスが猛威をふるい始めて、2年目になりました。現在、第5波での新規感染者数は減少傾向にありますが、新たな感染拡大は予断を許さない状況が続いています。そのため、今年の建学祭は各学部学科やサークル等が、リモートで発表することになりました。また、東海大学同窓会が主催するホームカミングデーもリモート開催となりました。
 私たち電気電子工学会は総会の開催について検討を重ねてまいりましたが、本年は総会および懇親会を中止することに決定しました。
 現在、地球温暖化の抑制が急務となっています。地球温暖化は、世界規模での気候変動をもたらし、豪雨などの大規模災害が世界各地で頻繁に発生するようになっています。日本においても多くの方が被災し、尊い命も失われています。この場をお借りして、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
 地球温暖化を抑制するためには、脱炭素社会の実現が必要です。そのためには、さらなる省エネ技術の開発。再生可能エネルギーの普及等が必要になります。本同窓会の会員の皆様は、そのような分野では活躍される方も多いと思います。脱炭素社会の実現には難題が山積しています。電気電子技術を有する会員の皆様がそれらを一つひとつ解決することで、これまでとは異なる新しい社会が実現できると信じています。
 現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、人と人との接触が制限されています。 通信技術の発達は、そのような状況下でもWeb会議やSNSをとおして人と人とのコミュニケーションを可能にしてくれています。しかし、人が心と心を通じ合わせるためには、対面での交流が大変有効であると考えています。今年はコロナ禍であるため、総会の開催は叶いませんでした。開催ができない今、改めて会員の皆様が湘南キャンパスの19号館に集い、皆で語らうことができる総会と懇親会は大変有意義な交流の場であると感じています。来年はぜひとも皆様と11月3日の電気電子工学会の総会の席でお会いし、語ることができるのを切に願っています。
 最後に、会員の皆様の御活躍を祈念するとともに、いまだ先が見えないコロナとの戦いに従事されている多くの方々に感謝の言葉を送り、挨拶とさせて頂きます。

“来年こそは皆様と元気にお会いしましょう!そして高らかに盃を上げましょう!”

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